建設業においても、安全衛生点検など各種点検作業が必要です。安全衛生点検の種類は、始業前点検・定期点検・随時点検の3つに分けられます。それぞれ、作業開始前に保護具や設備、作業内容、作業場所を事前に点検したり、機械の性能や構造に変化がないかを法定期間内に点検したり、作業終了後に持ち場の設備や使用した機械に異常がないかといったことを点検するものです。
現場点検アプリを導入することで、これらの点検業務をより効率的かつ楽に行うことができます。建設業における点検作業のDX化を考えている方は、現場点検アプリのメリットや活用事例をチェックして、自社に適したアプリ選びの参考にしてください。
建設業に現場点検アプリを導入するメリットで大きいのは、現場での点検作業をペーパーレス化できる点です。従来の紙による記入が不要になることで、報告書の作成の時間や手間も大幅に削減できるでしょう。さらに、数値などのデータをアプリで入力・管理できるようになったり、これまでの点検作業のログを確認したり、ビッグデータの解析をしたりすることも容易になります。
導入すればペーパーレス化や業務効率化が叶う現場点検アプリ。だからこそ、現場の作業員たちが使いこなせるかに着目しましょう。そこで、トップページでは現場の環境から選べるおすすめの現場点検アプリ3選を紹介。現場の作業員に寄り添った使いやすいアプリで、もっと現場を楽に導きます。
これまでは2名の担当者が144の物件を2カ月かけて巡回。現場点検アプリを導入するまでは、巡回点検後の報告書作成業務に毎日5~6時間ものリソースを割いていました。デジカメで撮影した数十枚以上の写真を振り分けたり、Excelへ手作業で貼り付けたりなどの作業に忙殺されており、自動化できる方法を探していました。
操作がわかりやすい現場点検アプリを導入してからは、報告書の作成業務の効率が向上。写真はスマートフォンで撮影すれば、クラウドシステム上に物件ごと・チェック項目ごとに整理された状態でアップロード。これにより、報告書帳票の作成が自動的に作成できるようになりました。点検を誰が行っても一定の作業品質が保てるようになったことで、作業の標準化も実現。協力会社への依頼も検討できるように変わりました。
現場点検アプリ導入前は技術者不足が見込まれており、技術者の確保など人材育成の体制づくりが急務になっていました。また、作業員の負担を軽減するための業務効率化や、作業工数の削減も課題に。全体的な業務改革が必要な状況になっていたそうです。
現場点検アプリ導入後は、個別検針作業の効率が従来よりも向上。小規模物件では、およそ50%の削減に成功しました。また、懸案事項だった作業工数が削減されたことで、現場作業の負担も軽減。報告書が自動出力されるようになるなど、社内のDX化も進みました。
東横イン電建では、業務日報・機能検査・図面閲覧など紙中心の業務が多く残り、印刷・コピー・郵送・保管に莫大な手間と費用が発生。
1人あたり図面200枚以上、1拠点あたり日報・検査記録3,000枚超を扱い、紙代・コピー代・郵送代・保管代がかさんでいた。
また、図面をデジタル化する建設業向けシステムは導入費が高額で、既存のスマートフォンを活用した低コストな解決策を求めていた。
Platioを用いて現場発のアイデアでノーコード開発を実施。業務日報アプリと機能検査アプリを軸に、休暇申請・資格管理などにも拡大。
所長の事務時間が大幅削減され、約180万円/年のコスト削減を達成。
ペーパーレス化により用紙・コピー・保管スペースのコストを削減し、現場からオフィスまで全社で業務改善の機運が高まった。
今後はテスト用紙300枚や資格証明書提出のアプリ化を進め、デジタル社員名簿と連携した人材管理への活用を計画している。
Excel/PowerPoint+紙資料によるキープラン作成と、写真整理・説明で1〜2時間を要し、業務負荷と属人化が課題だった。
eYACHO+iPad/iPhoneでキープラン・写真・説明を1画面に統合。共有編集(シェア機能)で誰でも同時に書き込み可能となり、朝礼や安全パトロールの準備時間を約6分の1に削減。現場全体の管理効率は約30%向上した。
建設業で現場点検アプリを導入する際は、オフライン機能の有無をチェックしておきましょう。オフラインで利用できる場合、屋内など電波が届きにくい環境でもデータ入力が可能です。データが入力できないからといって、作業が中断される心配もありません。
現場点検アプリが活躍する業界の中でも、設備や施設を巡回しながら点検を行う巡回点検、安全衛生の観点から定期的に行われる定期点検など、さまざまな点検の種類があります。
現場点検アプリを選ぶ前に、どういった点検に対応しているのか、どういった業界に特化しているのかも併せてチェックすると良いでしょう。
点検業務と言っても、業種や職種ごと多種多様な目的があるもの。だからこそ、目的にぴったりの点検アプリを選ぶことが重要です。
ここでは、さまざまな業界で利用できる点検アプリの中から、実際に使う現場環境に合わせて選べるよう厳選した点検アプリを紹介します

現場のチェックリスト運用を“そのまま”デジタル化。オフラインでも確実に入力。
製造/プラント・インフラ/フィールド巡回点検 など

設備・部品のライフサイクルを見える化。現場と本部で保全計画をブレなく運用。
工場の設備保全/ビル・施設メンテナンス/官公庁施設管理 など

紙・Excel文化を崩さず移行。現場が使いやすいUIでペーパーレスを加速。
建設・保守点検/品質検査/サービス・保険の報告書作成 など